ニュースレター

158号ニュースレター

158号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今回のニュースレターは、9 月に開催いたします全国大会 in 多摩のお知らせをお届けいたします。


今回は『看る・診る・看取る』を大会のメインテーマに 2017 年 9 月 22 日(金)~24 日 (日)立川在宅ケアクリニック理事長の井尾和雄先生に大会長をお願いし、東京都立川市で開催 します。

9 月 22 日(金)は、フォレスト・イン昭和館にてウェルカムパーティー。
9 月 23 日(土)は、名誉大会長 川越厚先生(医療法人社団パリアン 理事長)、大会長 井尾和 雄先生の講演から始まります。午後からはシンポジウム、口演です。

【シンポジウム1】
在宅ホスピスケアの普及は地域を変える~在宅ホスピスケア普及への取組~

◎総合司会&シンポジスト ・蘆野吉和先生(北斗病院)・山崎章郎先生(ケアタウン小平クリニック) ○シンポジスト ・井尾和雄先生(立川在宅ケアクリニック)・山岡憲夫先生(やまおか在宅クリニック)

【シンポジウム2】
在宅ホスピスケア成功の極意I~退院調整と訪問看護が要~

◎総合司会&シンポジスト
・秋山正子先生(白十字訪問看護ステーション) ・宇都宮宏子先生(在宅ケア移行支援研究所 宇都宮宏子オフィス) ○シンポジスト ・隈倉芳子様(訪問看護ステーション菜の花)・樋口早智子様(災害医療センター)

【シンポジウム3】
在宅ホスピスケア成功の極意II~地域在宅ホスピスケアチームの編成が鍵~

◎総合司会
・藤本肇先生(防衛医科大学校病院)
◎総合司会&シンポジスト
・石橋了知先生(藤野緩和ケアクリニック)
○シンポジスト ・齋竹一子様(@訪問看護ステーション)・濱中供子様(つぼみケアプランセンター) ・阿部能成先生(千葉県立保健医療大学)・山本真敬様(アイセイ薬局)

【シンポジウム4】
地域をコーディネートする THP~各地での THP の活躍、今後の普及について考える~ 」

◎総合司会&基調講演
・小笠原文雄(小笠原内科・日本在宅ホスピス協会)
◎総合司会
・長尾和宏先生(長尾クリニック)
○シンポジスト ・宇野さつき様(新国内科医院)・大石春美様(穂波の郷クリニック緩和ケア支援センターはるか) ・木村久美子(小笠原内科)・蛭田みどり様(ケアタウン小平訪問看護ステーション) ・安岡しずか様(訪問看護ステーションあたご)

【口演発表】

◎座長 ・鈴木央先生(鈴木内科医院)・森清先生(在宅サポートセンター) ・英裕雄先生(新宿ヒロクリニック)

9 月 24 日(日)は、市民公開講座です。

講演1 「超高齢多死時代に備えて(仮)」
厚生労働省医薬・生活衛生局長 武田俊彦先生

講演2 「なんとめでたいご臨終」
小笠原内科 院長・日本在宅ホスピス協会 会長 小笠原文雄

講演3 「がんと人生」
日本対がん協会 会長 垣添忠生先生

大会参加申込方法は、今回のニュースレターに申込用紙を同封しています。ご記入の上、 FAX:042-534-6965 または、http://www.hha-tama.com にて申込みください。

何かご不明な点がございましたら、立川在宅ケアクリニック内 第 20 回日本在宅ホスピス協 会全国大会 in 多摩 大会事務局 TEL:042-534-6964 にお願い致します。


会員のみなさまには「くとうてん」を送付しました。ご確認ください。

第156号ニュースレター

第156号ニュースレター

あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

今回は、昨年10月に宮城県大崎市で開催しました。第19回日本在宅ホスピス協会全国大会in大崎の報告「くとう、てん」を皆様にお送り致します。464名の皆様にご参加いただき大変盛会になりました。大会長の三浦先生、事務局長の大石さん、実行委員の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

今年度の全国大会は、立川在宅ケアクリニック 理事長 井尾和雄先生に大会長をお願いし、922日(金)23日(土)24日(日)に

東京都立川市にて行います。第20回を記念し~日本在宅ホスピス協会20年の歩み~と題し、川越 厚先生の講演も予定しております。楽しみにしていて下さい。

事務局からのお知らせです。

会員の「野の花診療所」(鳥取市)の徳永進先生をモデルにしたお芝居が上映されます。2001年に診療所を開設され、“命”によりそう医師と看護師、最期の時を迎えた患者と家族の舞台です。

ぜひ、ご観劇いただきたくご案内いたします。

第155号ニュースレター

第155号ニュースレター

 日本在宅ホスピス協会です。第19回日本在宅ホスピス協会大崎大会まで、早いもので1ヶ月をきりました。申し込みはお済でしょうか。まだの方は、大至急申し込みをお願いします。
 今回のニュースレターは、大崎大会の大会長三浦先生からのお便りです。

ichou

日本在宅ホスピス協会全国大会in大崎の開催にあたって

大会長 穂波の郷クリニック 院長 三浦正悦

 東日本大震災から五年あまりが経過しましたが、宮城県の沿岸部では、今もなお復興に向けて必死の取り組みが続いていますが、ササニシキ、ゆきむすびなど多くの優れた品種を産んだ米の聖地として知られる大崎市も内陸最大の被災地として復興途上にあります。しかも、昨年秋、台風による甚大な被害に見舞われました。しかし、そこに住む人々はあきらめず、つながり、支え合いました。「人はいつからでも生き直せる」。私たちは幾度現場で実感したことでしょう。そして、在宅ホスピス緩和ケアの必要性が切実なものとなっていることをひしひしと感じています。

 穂波の郷クリニックは大崎市を中心とする約15万人のための在宅緩和ケア充実診療所であり、併設する緩和ケア支援センター“はるか”と共に、心に寄り添う緩和ケアと生活の質を高め一人一人の夢や希望を引き出し実現するコミュニティケアの複合体である「コミュニティ緩和ケア」を展開しています。我々は約10年前から、そのようにコーディネートする役割を担う人物を緩和ケアコーディネーターと名づけ、コミュニティ緩和ケアの最前線に配置し、みやぎ在宅支援ドクターネットの先生方とともに育てて参りました。それは、現在の日本在宅ホスピス協会で認定するトータルヘルスプランナー(THP)にほかなりません。これは“新しい医療のかたち”です。これからの超高齢化社会は、多職種の密な連携・協働・協調しながら地域コミュニティの力をいかに引き出せるかが大きなポイントとなります。緩和ケアコーディネーターは、限りある生命を意識しながら心豊かな関係づくりを展開し、医療・介護・家族・地域の人々を包摂しながら心のやり取りを重ね、小さな喜びづくりにあきらめないで懸命に取り組むチームリーダーであります。そこには緩和医療・緩和リハビリ・スピリチュアルケア・コミュニティケアなどの生きる力もエンパワーメントされ、かつ集約されてまいります。1つ喜びにつながるとそこに新たな力が生まれ、周囲の力が連鎖的に働き合い、自らの生きようとする力が蘇ってくるのです。この現象は、出会う人々に感動を呼び、思いもよらない出来事を引き起こします。また生命を愛おしむ心が以心伝心し、喜怒哀楽を精一杯表現しながら、魂は安らぎの境地に向かいます。そして患者さん一人一人が示して下さった人生の生き様が語り継がれ、同じように癌や難病を抱える患者さん・ご家族にとっての、希望ある人生のあり方、生き直しのできる物語りが始まるのです。

 最後になりましたが、ここ宮城県大崎の地に、全国各地のホスピス緩和ケアに携わる皆様がお出でになり、有意義なお時間を過ごせますように心よりお待ち申し上げております。


 最後に・・・アンケートの件
 前会長の川越博美先生が臨床教授を務めておられる、聖路加国際大学看護学研究科の院生より修士論文の研究協力依頼がありました。
病院・緩和ケア病棟・在宅のそれぞれに同じ様式のアンケート依頼をしている為、在宅のご遺族には少々不快な思いをなさる方もあるかもしれませんが、ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、同封の返信用はがきで回答をお願い致します。

このアンケートは、日本在宅ホスピス協会は一切関係ありません。
ご質問・アンケート後の対応は全て直接、聖路加国際大学看護学研究科 林研究室まで
(TEL:03-5550-2259)お願い致します。

momiji

書籍紹介

HHA役員の阿部能成先生が編集されました書籍が発売になりました。
小笠原会長・田實武弥先生・阿部まゆみさん・大石春美さん・・・HHAの役員の方が多く執筆された書籍です。

終末期にある人がよりよいQOLを獲得し,最期まで輝いた人生を全うするために
終末期リハビリテーションの臨床アプローチ
編集 安部 能成book

定価 4,968円(税込)(本体 4,600 円+税)
B5判 336ページ 2色,イラスト115点,写真85点
2016年9月12日刊行予定

 

◆内容紹介◆

 超高齢社会であるわが国は,近い将来に多死社会を迎える。増加する終末期患者がより良いQOLを獲得して最期まで輝いた人生を全うするために,また介護負担軽減のためにも,終末期リハビリテーションはかかせないものとなる。
本書は,病院,ホスピス,在宅といった治療場面別に,終末期リハビリテーションの実際を解説した書籍である。終末期リハビリテーションに必須であるチームアプローチについて,医師,看護師,理学療法士,作業療法士といった多職種の執筆者が,各職種が行っていること・行えること,また他職種に行ってほしいことなどを,それぞれの視点から解説している。リハビリテーション専門職だけではなく,終末期患者に携わる医療職全般にお勧めの書籍である。
 ぜひ本書を,終末期患者のQOL維持・向上に役立ててほしい。

 

 

会長よりお知らせ!!

face

 勇美財団からの寄付金で在宅ケアアライアンスが発足し2年が経過しました。
 9月から地域緩和ケア普及プロジェクトも始まりHHAの役員・会員も協力しています。THP育成も視野に入ってくると思います。とりあえずご報告まで・・・

◆地域緩和ケア普及プロジェクト ワーキングメンバー責任者・副責任者

計画1 がん疾患医療職育成
責任者:蘆野吉和役員
副責任者:吉澤先生、渡辺邦彦役員
計画2 がん疾患介護職育成
責任者:鈴木先生
副責任者:城谷先生、吉澤先生、廣橋先生
計画3 化学療法中止基準策定
責任者:柵山先生
副責任者:谷水先生、高橋先生、廣橋先生、勝俣先生、
串田先生、小笠原文雄会長、長尾先生
計画4 非がん疾患医療介護職養成
責任者:平原先生
副責任者:大貫先生、西川満則役員
計画5 在宅専門緩和ケアチーム人材育成
責任者:小笠原文雄会長
副責任者:齊藤先生、山崎章郎会員渡辺邦彦役員
計画6 ボランティア育成
責任者:谷田先生

※ 他にもHHAの会員がメンバーになっています。
参加を希望される方は、小笠原まで直接連絡をお願いします。

susukitonbo

 

 

 

 

第154号ニュースレター

 日本在宅ホスピス協会です。短い春が終わり、暑い夏日が続いておりますが…皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今回のニュースレターは、待ちに待った全国大会のお知らせを含めて、盛りだくさんでお届けいたします。

 まずは、4月より新しく役員になっていただいた先生をご紹介します。

<医師>
北斗病院  蘆野吉和(北海道)

秋谷潮かぜ診療所  西村京子(神奈川)

 今回、役員になっていただいた蘆野先生は、現場で活動してきた人を核とする人材育成等の地域緩和ケア普及プロジェクトをご発案されるなど大変活躍されていらっしゃいます。

 今回のプロジェクトは・・・
 2016年から開始し、最初はがん疾患と医療職に限定したプログラム、次にがん疾患と介護職に限定した育成プログラム、その次に非がん疾患に拡大した医療職・介護職のプログラムと在宅専門緩和ケアチームのプログラム、そして最後は在宅ホスピスボランティアの育成プロプログラムを順に作っていく企画で約3-4年間の企画だそうです。

 これまでの日本で行われてきた緩和ケア研修会とは違い①医療を受ける「患者」を対象とするのではなく、「地域の中で生活する人」とその家族対象とすること②研修の対象は地域の医療職・介護職・行政担当者・あるいは地域住民であること③研修内容は「病院完結型の緩和ケア」ではなく「地域完結型の緩和ケア」であることなど、むしろ本来の緩和ケアの研修内容を組み込んでおられます。そして、これらのプログラムによる人材育成により、どのような病状においても、本人家族が「この地域で生きてきてよかった」と思える地域社会が現実化することを目標とした「地域づくり」のためのプロジェクトとの事です。THPも入っています。

 ワーキンググループに参加したい!と思われる方は是非、事務局までご連絡お願いいたします。HHAより推薦させていただきます。


 お待たせしました!!今年の全国大会in大崎(宮城県)のお知らせです。今回は『人はいつからでも生き直せる』を大会のテーマに2016年9月30日(金)、10月1日(土)、2日(日)本州一の温泉の横綱と呼ばれる鳴子温泉・鬼首・大崎市で開催します。

2008.6.14 岩手・宮城内陸地震 震度6弱
2011.3.11 東日本大震災 震度6強
2015.9.11 宮城県大崎市渋井川堤防決壊

 度重なる災害に決して負けなかった大崎で“あきらめずに、つながり、支え合い”在宅医療、緩和ケア、在宅ホスピスケアに尽力されている穂波の郷クリニック 三浦正悦先生に大会長をお願いします。

  9月30日(金)は高原の大自然の中で、癒しの温泉と前奄美大会から募った在宅へのホットな思いを語り合うウェルカムパーティー。
  10月1日(土)の市民公開講座 第一弾は、早朝より岩手県ご出身の厚生労働省大臣官房審議官・武田俊彦さん・秋田県ご出身の暮らしの保健室室長の秋山正子さんにご講演いただきます。

 その後、三浦大会長より大会テーマ「人はいつからでも生き直せる」講演。東日本大震災から5年あまり被災地域での地域医療について貴重なお話がいただけると思います。

 分科会1は、「東日本大震災に何を学んだか?~今、伝えたいこと~」座長は、谷山洋三さん、横山成邦さん、パネリストは、長純一さん、金田諦應さん、吉川由美さん。多くの生命が失われ、何万人の人々が家や仕事場、公共施設を同時に失った被災地の現在に至るまでの問題・メディアで報じきれない活動を語っていただきます。

 分科会2は、「緩和ケアとは本来何なのか?~生きるためのケアに向けて~」座長は、蘆野吉和さん、谷藤正人さん、パネリストは、中島孝さん、ニノ坂保喜さん、中村順子さん。不治の病や難病の患者に対するホスピス緩和ケアの意義について事例を紹介いただきながら、緩和ケアについてお話いただきます。

 分科会3は、哲学カフェ「死を目前にした人に寄りそうとは?」座長は、西村高宏さん、ファシリテーション・グラフィックは、近田真美子さん。穂波の郷クリニックで行われている哲学カフェを在宅ホスピス協会全国大会バージョンに拡大して行っていただきます。

 分科会4は、「緩和ケアにおけるリハビリの意義」座長は、安部能成さん、基調講演は、余宮きのみさん、パネリストは、阿部太哉さん、橋本典之さん、染谷明子さん。死に到る寸前まで喪失感を受け止めながら、緩和ケアにおけるリハビリをどのように展開すればいいのか、実践報告をもとにお話いただきます。

 10月2日(日)は、市民公開講座 第二弾1国際医療福祉大学大学院教授・大熊由紀子さんに講演いただき、その後、日本在宅ホスピス協会 会長小笠原より講演をさせていただきます。

 大崎エリアや被災地をめぐるミニツアーの企画いただきました。Aコース:緩和ケア支援センターはるか「がんサロン」参加体験。Bコース:鬼首・野趣あふれる露天風呂体験。Cコース:伊達家の文化体験ツアー。Dコース:被災地 南三陸町視察ツアー。

 大会参加申込し込み方法は、http://www.attaka-net.org/より申込用紙をダウンロードしてご記入の上、FAX:0229-25-5812または、hha.info.osaki@gmail.comまでお送り下さい。何かご不明な点がございましたら、穂波の郷クリニック内 全国大会事務局TEL:0229-25-5811にお願い致します。日本在宅ホスピス協会への入会も随時受付ております。入会に関しては、日本在宅ホスピス協会ホームページをご覧下さい。多くの皆様のご参加をお待ちしております。


 続いては、栃木県にある“在宅ホスピス とちの木”でホスピスケアに積極的に取り組んでいらっしゃる渡辺邦彦先生・片見明美THP・笠井恵子THPのご活躍が新聞に取り上げられましたので皆様にご紹介いたします。

newsletter154_2

 事務局へのTHPに関する問い合わせも増えてきました。THPの活躍は、今後もどんどんご紹介していきます。皆様のご協力をお願い致します。

第153号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。日本在宅ホスピス協会 全国大会 in 奄美も 400 名の皆様の参加をいただき盛大 に終わりました。大会長の徳田先生、実行委員長の野崎 先生、実行委員の皆様、大変お世話になりました。

とうとがなし。ありがとうございました。

初日のウェルカムパーティーでは、海に沈む夕陽は残念ながら見れませんでしたが…波の音を聞きながらのバーベキューと厳選された黒糖焼酎は大変美味しく、久しぶりに会う先生方との話に花が咲いたのではないでしょうか。懇親会での、島唄・八月踊りも奄美大島を堪能させていただき、黒糖焼酎を飲みながら1つになって島踊りをみなさんと踊り笑い、日ごろの疲れも癒されましたね。全国大会の詳細は、次の“くとうてん”で徳田先生よりご紹介いただきます。楽しみにしていて下さい。


事務局からのお知らせです。
1つ目のお知らせは在宅フォーラムについてです。岐阜県在宅療養支援診療所連絡会との共催にて11月14日(土)岐阜市にて在宅フォーラムを行います。~医療と介護の連携~ をテーマに教育的在宅緩和ケアや遠隔診療・THP+を経験した医師や看護師など多職種の方にそれぞれの経験をお話いただきます。また、9月に癌のお父様を看取られた娘さんの思いをお話いただく予定です。岐阜県開催ということで足を運びにくい方もいらっしゃり恐縮ですが、案内状を同封いたしますのでお時間がございましたら是非ご参加下さい。

2つ目のお知らせは、アメリカで在宅ホスピスナースをされているラプレツィオーサ伸子さんのブログ「ホスピスナースは今日も行く」http://gnaks.blog.fc2.comのご紹介です。
ラプレツィオーサ伸子さんは、17年間アメリカのペンシルベニア州、フィラデルフィア郊外で在宅ホスピスナースをされ、日本在宅医学会、日本在宅ケア学会の合同大会でアメリカにおける在宅ケア及びホスピスについての講演もされていらっしゃいます。保険制度は違いますが、少しでも多くの人にホスピスを理解してもらいたいと言う願いを込めて、 自分の経験を書き綴っていらっしゃいます。興味がある方は1度、ブログをご覧ください。

3つ目のお知らせです。6月のニュースレターで渡辺邦彦先生(在宅ホスピス とちの木)が台北で行われたアジア・パシフィック・ホスピス・カンフェランス(APHC)に参加されたお便りをお送りいたしましたが、そのご発表内容が今回”eHospice”に掲載されました。https://www.ehospice.com/Default/tabid/10686/ArticleId/15747/ Consideration about current status and future of home palliative care in Japan”というタイトルで医院を開設されるまでの経緯と開設後の状況を報告されたものです。HHAのホームページでも近日中に掲載させていただきます。ぜひ、皆さんご覧ください。

ニュースレター第153号

第152号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。日本のトップエリート集団である梅下村塾が動きだしたのをご存じですか。1度、梅下村塾を検索して頂ければ幸いです。
~日本を救う在宅医療の現場~梅下村塾 in 小笠原内科 (http://www.geocities.jp/ogasawaranaika/FORUM21.html

第 18 回日本在宅ホスピス協会奄美大会まで、早いもので 1 ヶ月を切りました。申し込みはされましたか? 今からでも、奄美は間に合いますよ!年に 1 度行われる HHA でのお祭りです。たくさんの方の参加をお待ちしています。

さて、8 月より新しく役員になっていただいた方が 4 名いらっしゃいますのでご紹介します。

<医師>
村山大和診療所  森 清 (東京都)
オカダ外科医院  岡田孝弘(神奈川県)
沼口医院     沼口諭 (岐阜県)
<看護師>
新国内科医院   宇野さつき(兵庫県)

今回のお便りは新役員でもありこの度 THP を習得された新国内科医院 看護師長 がん看護専門看護師の宇野さつきさんからのお便りです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


医療法人社団 新国内科医院 看護師長 がん看護専門看護師 宇野さつき

この度、THP の習得および HHA の新役員として任命していただきました宇野さつきと申します。僭越ながら、この場をお借りして、皆さまにごあいさつさせていただきます。

2004年にイギリスでの緩和ケア研修会に参加し、そこで出会った地域緩和ケアを担うマクミランナースから「地域だからこそ専門看護師レベルのナースが必要」という言葉を聞き、またその活動や実践を目の当たりにしました。組織を超えて、地域全体でその患者・家族の生活を支えるためにケアやサービスをつなぐ、マネジメント・コーディネート役割は非常に重要だと痛感しました。そこで日本でもぜひチャレンジしたいと考え、大学院修了後に地域に飛び出したのが、今の私の活動の始まりです。2006 年にがん看護専門看護師の認定を受け、日本の医療システムの中で、どのようにすれば患者・家族が住み慣れた地域で安心・安楽に機嫌よく、最期まで生きることができるかを、神戸市垂水区を中心に、実践を通しながら試行錯誤しつつ取り組んでまいりました。それまで訪問看護の経験がなかった私は、がんや認知症、難病であっても、独居であっても、その人らしく日々を過ごす患者・家族の姿に、医療者としてのありようを考えさせられたと同時に、その場に寄り添い、関わらせていただけることへの何とも言えない魅力とやりがいにすっかり夢中になってしまいました。5 歳の脳腫瘍の男の子から、小さい子供を抱えた若い世代のがん患者さん、ALS などの難病の方、がんで認知症独居の方々など、400 名ほどの在宅看取りにかかわり、約 10 年が経ちました。まだまだ様々な課題があり、上手くニーズに添えなかったケースからも多くを学ばせていただきながらも、「顔が見える」から「あうんで動ける」連携ができる地域へと充実しつつあり、「自宅で過ごしたい方は、どんな方でもお引き受けします。最期まで支援します」と、チームで自信を持ってお伝えできるようになってき ました。

「患者」である前に、地域の生活者である「その人」としてとらえ、どのように過ごしたいか、どのように生き、どのように逝きたいかを、いろんな人たちの知恵や工夫、経験を持ち寄って、ひとつひとつ叶えていくことができることで、患者・家族の笑顔や納得につながり、私たち自身も元気と勇気をいただくことができます。それらを現場でいかにコーディネート、マネジメントできるかは、まさに THP の醍醐味でもある と思っています。

これからは THP として、また THP の研修機関として、HHA の役員として、それぞれの地域でも、患者・家族の「にもかかわらず」の笑顔がひろがるよう、微力ながら取り組んでまいりたいと思っております。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

ニュースレター第152号

第151号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。早いもので 9月に奄美大島で行われる全国大会まで 3 ヶ月です。 年に 1 度行われる HHA でのいわばお祭りです。申し込みも始まっているようですので、一度全国大会のHPを覗いてみてください。→ http://hha-amami.info/

さて、今回のお便りは栃木県にある 在宅ホスピス とちの木 でホスピスケアに積極的に取り 組んでいらっしゃる渡辺先生より、海外の学会に参加した時のお便りです。昨年も HHA の勉強会で ご講演をいただき、THP を中心にホスピスケアをするようになってから在宅看取り率が上がったと おっしゃる渡辺先生からのお便りに THP 認定団体としてまた気が引き締まる思いです。THP の普及 のために、今後も努力していきますので、皆様にもご協力いただければ幸いです。


アジア・パシフィック・ホスピス・カンフェランス(APHC)に参加して

一般財団法人 とちぎメディカルセンター在宅ホスピスとちの木 渡辺邦彦

2015年4月30日から5月3日まで、台湾の台北で第11回APHCが開催された。APHCは2年毎 に開催されており、環太平洋諸国やアフリカなどから数千名の多職種が参加する大規模な緩和ケ アの国際会議である。在宅ホスピスとちの木(以下:当院)では“Consideration about current status and future of home palliative care in Japan”というタイトルで当院が開設されるま での経緯と開設後の状況を報告した。

私は 2003 年栃木県立がんセンター緩和ケア病棟勤務中、笹川医学医療研究財団の奨学金で、オ ーストラリアとニュージーランドの人口の異なる 6 都市でイアン・マドック教授の言う“緩和ケ ア・トライアングル・ネットワーク”を研修した。在宅緩和ケアの重要性を痛感したため、現地 で指導していただいた方々に「帰国後 3 年以内に在宅緩和ケアのシステムを栃木県に造る。」と 約束して帰国した。バララットのシステムを日本の事情に合わせて変更し開設を模索し、2006 年 11 月 11 日に当院を開設した。医師 1 名、看護師 1 名、医療事務 1 名で開設し年間看取り件数は 2007 年、2008 年は約 80 名で、徐々に看護職員が増えた 2009 年、2010 年は約 120 名となった。 しかし、離職も多かったため、経営戦略を練ることにした。2011 年を改革の年として P.F.ドラッ カーの理論を導入し、当院のミッションを定義し、それを実現するための緩和ケア・看護ケア・ 倫理の目標を設定した。また、詳細に業務内容を見直し、必要な人材としてホスピス・エイドを 採用し、多職種連携を担う職位としてホスピス・マネジャ(後に HHA で THP に認定していただい た)を任命した。ミッションを“がん患者が自宅で最期まで自分らしく生ききることができる様 に支援する”と定義し、緩和ケアの目標をデヴィッド・ケスラーの“死にゆく人の 17 の権利”、 看護ケアの目標をフローレンス・ナイチンゲールのいう“体力の消耗が最小になるような、ある いは生命力が高まるような、最良の条件・状況を創るケアを行う“とし、倫理の目標は武士道の 出水兵児修養掟を採用した。改革後は当院の各職種のみならず、院外で連携する同じミッション を掲げる多職種が自分のやるべきことに集中し、技術を向上させ、穏やかな看取りに到達すると 家族同様の達成感を味わい、それがモチベーションのさらなる向上へ繋がるという PDCA サイクル が機能した状態となり、2012 年、2013 年は在宅看取り数が 170 名を超え、看取り率も 99%とな った。

会場では、海外研修でお世話になった Doug Bridge 先生、David Brumley 先生、Rod MacLeod 教 授、前 APHC 会長の Rosalie Shaw 先生と再開してお礼の気持ちを伝えることができた。皆様よ り、栃木県での在宅緩和ケアの成長を祝福していただくとともに、新たに来春より当院と併設さ れる緩和ケア病棟が開設されるに当たり、更なる発展へエールをいただいて帰国した。

ニュースレター第151号

第150号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。短い春が終わり、もう夏のような陽気です。皆様、いかがお過ごし でしょうか?1 月から HHA で認定の始まった THP 制度ですが、新制度になってから初めての THP も誕生し、認定施設としても全国 13ヵ所とたくさんの方に協力していただいています。少しずつ問い合わせも受けており、今後たくさんの THP が誕生していただける予感がします。ご興味のある方はぜひ、本部またはお近くの認定施設にお問い合わせください。

さて、今回は今年の 9 月に全国大会をお願いしている奄美大島から大会長の徳田先生から大会についてのお便りです。普段激務をこなしていらっしゃるみなさん、少しのんびり奄美大島で在宅緩和ケアについて語り合いませんか?みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。


日本在宅ホスピス協会会員のみなさま

ファミリークリニックネリヤ 徳田英弘

「在宅医療充実度ランキング(文芸春秋 5 月号)で、日本一」になった地域をご存じでしょうか?答えは、第 18 回日本在宅ホスピス協会全国大会の開催地『奄美』です。そして、奄美は、「世界自然遺産」登録に向けて、準備を進めている地域でもあります。

いよいよ、大会まで、4 か月余りとなり、ゆったりと時間が流れる癒しの島のメンバーも、さすがに尻に火がついて、準備が進み始めています。大変遅くなりましたが、奄美大会についてご紹介させていただきます。

日時は、2015 年 9 月 21 日(月・敬老の日)、22 日(火・国民の休日)、23 日(水・秋分の日) と、土曜から数えると 5 連休の後半です。台風が心配との声もありますが、9 月に台風が 300km 以内に接近する平年値は 1.1 個で、関東地方と一緒です。私自身も、台風で出張を取りやめたことはほとんどありません。無事開催できるよう、ともにお祈りいただければ幸いです。

さて、「癒しを提供するものが癒される」ための企画のご紹介です。

9 月 21 日のウェルカムパーティーは、第 1 回大会、ハワイ大会にならって、「海に沈む夕陽と満天の星空で癒されて、島の食材バーベキューと厳選黒糖焼酎」をコンセプトに、日本の渚百選にも選ばれた大浜海浜公園内で行います。

9 月 22 日の午前中は、癒しの島・奄美を満喫していただくべく、オプショナルツアーのみといたしました。碧い海をお好みの方には「タラソセラピー」、世界自然遺産の緑の森を訪れたい方には「マングローブ原生林カヌーツアー」、精巧さと艶やかさを兼ね備えた「大島紬製造見学」「大島紬着付体験」をご用意しております。

それから、本題の大会の今回のテーマは、『離島でもできる在宅ホスピス』~在宅ホスピスケアを全国津々浦々まで~です。
メイン会場となる、奄美文化センターは1階だけでも 800 名収容のホールです。奄美大島の人口は 7 万、奄美群島併せても 11 万の地域です。ここを満席にできるのは、B’z や、カラオケバト ル6冠の女王の城南海のコンサート並みの催しです。そこで、小笠原先生をはじめ、B’z に並ぶほどの方々にお越しいただくことになりました。

分科会1は、「在宅ホスピスの多職種連携と THP の役割」コーディネーターは、正野逸子先生、 末永真由美先生、パネリストは、木村久美子さん、大石春美さん、田實武弥さん、盛谷一郎さん
分科会2は、「2025 年多死社会に向けてのスピリチュアルケア」コーディネーターは、二ノ坂保喜先生、松下格司先生、パネリストは、小澤竹俊先生、沼口諭先生、磯野真穂先生、弓削政己さん
分科会3は、「非がん疾患の在宅ホスピスケア」コーディネーターは、荻野裕先生、遠矢純一郎先生、パネリストは、成田有吾先生、市原美穂さん、里中利恵さん、大山真奈美さんにご登壇いただきます。
分科会4は、ポスターセッションとして、在宅ホスピスにかかわる演題を、全国に募集させていただきます。退院支援、訪問服薬指導、訪問リハ、小規模多機能・・・などなど、さまざまな視点 からご応募いただければ幸いです。
懇親会は、シマ(地域社会)の「結いの精神」の基盤である、島唄、八月踊り、奄美の黒糖焼酎 などを、味わっていただきたいと思います。さらに、交流会(二次会)でも、地元で厳選した黒糖 焼酎を堪能していただきます。
9 月 23 日の市民公開講座では、厚生労働省大臣官房審議官・武田俊彦さんにご講演いただいた後、 「離島でも、おひとりさまでも、自宅で最期まで」をテーマに小笠原文雄会長と在宅看取り8割の島・与論島の古川誠二先生にご講演いただきます。

最後に二つお願いです。一つは、台風で中止にならないようにお祈りいただくこと。もうひとつは、800 名収容のホールが埋まるほどの方々にお越しいただくことです。

9月は、在宅医療充実度日本一、世界自然遺産候補の奄美で、ともに学び、ともに癒されますことを・・・。みなさまのご来島を心よりお待ちしております。

hha_poster_mini

ニュースレター第150号

第149号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。年が明け、早いものでもう 2 月も終わりです。新年のご挨拶が遅れましたが、今年も全国に在宅ホスピス緩和ケアの輪を広げる為に微力ながら活動していきたいと思 いますので、皆様ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、福井での総会でお知らせし承認されたのを受け、2015 年 1 月 1 日より HHA ではトータルヘルスプランナー(THP)と呼ぶ、多職種連携の KeyPerson の認定を始めました。

HHAで認定するTHPとは?
在宅医療(ホスピス緩和ケア)のキーパーソンで、患者さんを看取りまで心豊かに支えると目標を掲げた時、将来起こりうるすべての障害を予測し、適宜対応することで目標を完遂できる、そういう視点と実行力(実力)を有する人材です。THPは患者の病状をはじめ、介護力の有無や経済状況、家族の考えなどを考慮し、患者の希望を実現できるチームを作ります。それぞれの得意分野や特徴、対応のスピード などを熟知し、地域にバラバラにいるメンバーを結集してまとめ上げていく役割を担い、チームの中で連携・協働・協調+介入をします。

THP は名古屋大学大学院医学研究科において平成 19 年 4 月に養成が始まりましたが、HHA の本部である小笠原内科でも“在宅版 THP”を平成 20 年より認定し始めました。現在 THP の認定を受けている方は看護師 30 名、MSW 1 名の計 31 名で、宮城県から鹿児島県まで全国にいらっしゃいます。小笠原内科で認定した THP は 5 年間の間、暫定的な HHA 認定 THP となります。

今後、新たに THP をなられる方はまず同封した THP 認定基準の自己採点で 30 点以上点数があ ることが第一条件です。自己採点で 30 点を満たした方は次に認定施設に研修に行っていただきます。認定施設での研修、面接(必要があれば本部での研修)を経て最終的に 80 点以上の点数を満たす方が THP と認定されます。THP として一番大切なのは実践能力ですので、認定は研修、面接 に重きを置いています。現在は看護師を念頭に置いて研修・認定を行っていますが、今後 MSW な どほかの職種の方の認定も検討していく予定です。

まだまだこの認定制度は始まったばかりですので検討していかなければいけないことも多いですが、皆様のご協力を得て、多くの方に THP の存在を知っていただけたら…と思っております。

一昨年、小笠原内科へ THP の研修に来てくださり、その後 THP として活躍していただいている高梁市川上診療所の大田文子さんからの THP レポートをお送りします。大田さんのように活躍 していただける THP がこれからも全国に増えることを祈っております。
THP についてのお問い合わせ、ご質問などはお気軽に小笠原内科内、日本在宅ホスピス協会事務局までお願いします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


トータルヘルスプランナー(THP)取得 1 年を振り返って

社会福祉法人旭川荘 高梁市川上診療所
看護師 大田文子

一昨年7月、小笠原先生のもとにお伺いし、トータルヘルスプランナー(以後 THP)に ついてご指導を頂いてから、1年が経過しました。訪問診療や訪問看護に同行し、在宅医療、 THP の役割、地域連携のシステムについて学び、その後の業務に大きな力を頂いた研修でした。小笠原先生、訪問看護ステーションの在宅医療での積極的な関わりを見ることができ、 THP の機能を地域に広げ、看取りまでを支えていく姿勢に感激をして帰ったことを、今でもよく覚えています。

当診療所は、岡山県中西部の山間の町の国保診療所で、15年前より在宅医療、在宅緩和ケアを積極的に行ってきました。平成25年度は、年間2400件の往診、訪問診療を行っ ています。(※図1)特に、高齢化率約50%、独居・高齢者世帯も多い地域ですが、住み慣れた町で生活したい、最期まで家で暮らしたいという思いに寄り添って関わっていく中で、 介護力、介護者の問題で入院となるケースもありました。中山間地域で限られた医療・介護 サービス資源を効率的に利用し、在宅医療チームと地域や多職種との円滑で有効な連携を図るため、医療・介護の橋渡しをする「在宅医療コーディネーター」を 3 年前から担当し、介護職にもわかりやすく情報を伝え、在宅高齢者に適切でスピーディ―に対応するため、多職 種への連絡、調整、提案を行ってきました。

一昨年、研修に参加し THP とは、様々なサービスをコーディネートし多職種連携のキー パーソンとしての存在でなくてはならないということが分かりました。都市部では、医療機 関、介護サービスがすべて整備されていて、担当者会議の調整、医師、訪問看護師へのサポート、ケアマネジャー、介護職への教育、ボランティアの養成等連携の内容は多岐にわたっていました。医療の知識もあり、生活全体を支える訪問看護ステーションの看護師が中心と なり、THP はその先頭ではなく専門職がそれぞれに力を発揮できるための調整をすることが大切であると思いました。さらに、患者、家族、多職種との連携だけではなく、今後はもっと視野を広げ、地域住民に対して地域医療、緩和ケアの知識を広めていくことも必要だと 思います。

川上診療所のがん患者に対する在宅緩和ケアの実績は、THP 研修以前の平成19年7月 ~25年6月の 6 年間で57名です。そのうち、病院で亡くなった方18名、入院の理由の7割は介護力の不足でした。自宅か地域での看取りは39名、在宅看取り率68%でした。

THP 研修後の1年間で 9 名に在宅緩和ケアを行い、在宅看取り率は100%でした。こ のうち、1名は、高齢者住宅での看取り、1 名は、独居の方でした。(※表1)看取り率が 100%となった一番の理由は、介護者の支えがあったことで、最期まで住み慣れた家で暮らしたいとの思いを叶えることができたと思います。そして、THP の研修を受けたことで、 患者、家族の痛みや不安をサポートする自信と在宅医療チーム全体の多職種に対する相談窓口、医療的な知識の情報提供、生活を整える介護サービスの迅速な対応の提案などを意識してかかわることができたと思います。高齢者住宅での看取りは、地域での看取りのケースでもあり、見守りの地域住民の方への関わりにも配慮する役割を学ぶことができました。

また、昨年4月よりこの地域に必要とされていた24時間体制の訪問看護を始めました。 独居の方の看取りでは、病気や医療従事者の受け入れが困難な時期がありましたが、頻回の 訪問診療、訪問看護によって信頼関係が築け、不安はありましたが「この家がいちばんいい。」 という思いを叶えることができました。

これらのケースを通して、主治医との連携、看護師のモチベーションに繋がり訪問看護の役割をあらためて認識できたと思います。
THP の研修を通して、在宅医療に対しての様々な工夫を学ぶことができました。その、力を在宅看取り率アップや訪問看護のやる気へ繋げることができたと思います。 今後、地域住民にもはたらきかけ、在宅医療を支えていけるよう地域医療のレベルアップを図っていきたいと思います。

スクリーンショット 2015-12-17 21.55.05

ニュースレター第149号

第148号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。福井での全国大会が大盛況のうちに終わりました。タグ付き蟹の ウェルカムパーティーから始まり、分科会、ワークショップ、学生セッション、ポスターセッショ ンと盛りだくさん。懇親会、交流会も大いに盛り上がり、最後は市民公開講座で幕を閉じました。 今回全国大会を運営して下さったオレンジホームケアクリニック紅谷先生はじめ、福井の皆様、素晴らしいおもてなしをありがとうございました。全国大会の様子はまた次のニュースレターもしく は HP でくわしくご紹介したいと思います。

事務局からのお知らせ。1 つ目は新役員の方の御紹介です。
世話人 <医師> 在宅医療 敬二郎クリニック 三宅敬二郎先生(香川県)
三宅先生、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

2つ目のお知らせは在宅フォーラムについてです。岐阜在宅ホスピス研究会、岐阜県在宅療養支 援診療所連絡会との共催にて 12 月 20 日岐阜市にて在宅フォーラムを行います。講師は HHA 役員でもいらっしゃいます在宅ホスピスとちの木の渡辺邦彦先生です。岐阜県開催ということで足を運びにくい方もいらっしゃり恐縮ですが、案内状を同封いたしますのでお時間がございましたら是 非ご参加下さい。

3つ目のお知らせはおめでたい話題です。日本医師会と産経新聞社が主催で「地域の医療現場で 長年にわたり、健康を中心に地域住民の生活を支えている医師にスポットを当てて顕彰すること」 を目的とした日本赤ひげ大賞が今年も決定しました。昨年第 2 回の時には当協会の世話人でいらっしゃいます野村内科クリニック野村良彦先生が受賞をされましたが、第 3 回を迎える今年はこちらも当協会の世話人をお願いしております福岡県 にのさかクリニックのニノ坂保喜先生が選ばれました。

あるべき在宅医療・介護を目指し患者に寄り添う
二ノ坂 保喜(福岡県)
スクリーンショット 2015-12-17 21.41.12「人生の最期は生活から切り離された病院ではなく、住み慣れた我が家で豊かな生活を過ごしてほしい」との思いで、足しげく患者宅に通い、 患者やその家族とのふれあいを大切にしている。また、在宅医療への地域の理解を深めるために、在宅ホスピスのガイドブックを作成したほか、 在宅介護を支えるボランティアの育成にも力を入れている。

(日本医師会赤ひげ大賞HPより引用)

ニノ坂先生、おめでとうございます。今後とも当協会の世話人としてお力をお貸しいただけるよう、どうぞよろしくお願い致します。
これから冬も本番です。会員の皆様、体調を崩されませんよう十分気を付けて毎日をお過ごしく ださい。

ニュースレター第148号

Return Top