ニュースレター

第152号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。日本のトップエリート集団である梅下村塾が動きだしたのをご存じですか。1度、梅下村塾を検索して頂ければ幸いです。
~日本を救う在宅医療の現場~梅下村塾 in 小笠原内科 (http://www.geocities.jp/ogasawaranaika/FORUM21.html

第 18 回日本在宅ホスピス協会奄美大会まで、早いもので 1 ヶ月を切りました。申し込みはされましたか? 今からでも、奄美は間に合いますよ!年に 1 度行われる HHA でのお祭りです。たくさんの方の参加をお待ちしています。

さて、8 月より新しく役員になっていただいた方が 4 名いらっしゃいますのでご紹介します。

<医師>
村山大和診療所  森 清 (東京都)
オカダ外科医院  岡田孝弘(神奈川県)
沼口医院     沼口諭 (岐阜県)
<看護師>
新国内科医院   宇野さつき(兵庫県)

今回のお便りは新役員でもありこの度 THP を習得された新国内科医院 看護師長 がん看護専門看護師の宇野さつきさんからのお便りです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


医療法人社団 新国内科医院 看護師長 がん看護専門看護師 宇野さつき

この度、THP の習得および HHA の新役員として任命していただきました宇野さつきと申します。僭越ながら、この場をお借りして、皆さまにごあいさつさせていただきます。

2004年にイギリスでの緩和ケア研修会に参加し、そこで出会った地域緩和ケアを担うマクミランナースから「地域だからこそ専門看護師レベルのナースが必要」という言葉を聞き、またその活動や実践を目の当たりにしました。組織を超えて、地域全体でその患者・家族の生活を支えるためにケアやサービスをつなぐ、マネジメント・コーディネート役割は非常に重要だと痛感しました。そこで日本でもぜひチャレンジしたいと考え、大学院修了後に地域に飛び出したのが、今の私の活動の始まりです。2006 年にがん看護専門看護師の認定を受け、日本の医療システムの中で、どのようにすれば患者・家族が住み慣れた地域で安心・安楽に機嫌よく、最期まで生きることができるかを、神戸市垂水区を中心に、実践を通しながら試行錯誤しつつ取り組んでまいりました。それまで訪問看護の経験がなかった私は、がんや認知症、難病であっても、独居であっても、その人らしく日々を過ごす患者・家族の姿に、医療者としてのありようを考えさせられたと同時に、その場に寄り添い、関わらせていただけることへの何とも言えない魅力とやりがいにすっかり夢中になってしまいました。5 歳の脳腫瘍の男の子から、小さい子供を抱えた若い世代のがん患者さん、ALS などの難病の方、がんで認知症独居の方々など、400 名ほどの在宅看取りにかかわり、約 10 年が経ちました。まだまだ様々な課題があり、上手くニーズに添えなかったケースからも多くを学ばせていただきながらも、「顔が見える」から「あうんで動ける」連携ができる地域へと充実しつつあり、「自宅で過ごしたい方は、どんな方でもお引き受けします。最期まで支援します」と、チームで自信を持ってお伝えできるようになってき ました。

「患者」である前に、地域の生活者である「その人」としてとらえ、どのように過ごしたいか、どのように生き、どのように逝きたいかを、いろんな人たちの知恵や工夫、経験を持ち寄って、ひとつひとつ叶えていくことができることで、患者・家族の笑顔や納得につながり、私たち自身も元気と勇気をいただくことができます。それらを現場でいかにコーディネート、マネジメントできるかは、まさに THP の醍醐味でもある と思っています。

これからは THP として、また THP の研修機関として、HHA の役員として、それぞれの地域でも、患者・家族の「にもかかわらず」の笑顔がひろがるよう、微力ながら取り組んでまいりたいと思っております。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

ニュースレター第152号

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