ニュースレター

第125号ニュースレター

新年おめでとうございます。

また新しい年を迎えました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
在宅ホスピスケアの取り組みが全国各地でいろいろな形で展開されていて、在宅ホスピスケアの拡がりを肌で感じる時代になりました。それでもまだ“これだ”というはっきりした形にならないのは、なぜでしょう。

WHOの緩和ケアの定義によって、緩和ケアが変化してきました。「ギアチャンジは必要ない」「最期まで治療と緩和ケアが並行して提供されるものだ」と言われ、がんと闘っている人々が多くいます。そのことは喜ばしいことですが、それでもがんで亡くなる人は減りません。
死について考えることなく最期を迎えなければならない人も増えています。 納得いく生を貫くためには、自分の死について見つめ、それを支える人々がいることがどんなに大切か、実践していらっしゃる皆さまには釈迦に説法だと思います。人にはできないこともあるとういう現実、死ななければならないということを知ることも必要なこと。
デーケン先生はよく「希望への祈り」を紹介され、死を見つめながらも希望をもって生き抜く生き方を、ユーモアを交えて教えて下さいます。私自身ががんになって死と直面してみて、本当にそうだと身にしみて感じています。

今年もまた、死を見つめながら精いっぱい生き抜く人々を、力をつくし心をこめて、支えていきたいと願っております。

神よ、私に変えられないことは、そのまま受け入れる平静さと、
変えられることはすぐにそれを行う勇気と、
そしてそれらを見分けるための知恵を与えてください。

 在宅ホスピス協会は小さな力ですが、在宅ホスピスケアが新たな発展をするために、今年は次のことを支援していきたいと考えております。

①在宅ホスピスケアを提供している機関を、ホスピス緩和ケア支援診療所、ホスピス緩和ケア訪問看護ステーションとしての全国ネットワークづくり
②地域の市民と力を合わせて、ひとり暮らしでも介護力がない人でも、地域で最期のときを過ごせるような緩和ケアグループホーム開設

秋には岐阜の全国大会(大会会長:小笠原文雄先生)で、実践を分かち合い、熱い議論が交わせますように願っております。
それぞれの場での皆さまのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

在宅ホスピス協会会長 川越博美

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