ニュースレター

163号ニュースレター

163号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。7月は日照時間の短さがニュースになっておりましたが、 すっかり真夏になりましたね。
皆様、この猛暑の中いかがお過ごしでしょうか? 今回のニュースレターは、待ちに待った全国 大会のお知らせを含めて、盛りだくさんでお届けいたします。

まずは、9月に開催します全国大会 in 山梨のお知らせをお届けします。

今年のメインテーマは『支え、支えられ自分らしく生きる』
2019年9月27日(金)~29日(日)富士厚生クリニック名誉院長小俣二也大会長を筆 頭に、“山梨在宅多職種の会”の11職種の代表が実行委員となり、山梨県で開催します。
9月27日(金)は、山梨県石和温泉にてウェルカムパーティーを開催します。
9月28日(土)は、開会式の後、川越厚顧問と小笠原文雄会長による「日本在宅ホスピス協 会の歩みと在宅ホスピスへの思い」についての対談から始まります。その後は、在宅医療・介護 等を支える多職種の連携が、どのように展開されているのか、市民公開講座・2つの教育講演・ 2つの分科会等多数企画致しました。また、セラピードックによる、支え、支えられコーナー、 VR認知症体験(120人枠を用意しました。)もご期待ください。さらに、緩和ケアに役立つハ ンドマッサージコーナーも設置します。
最終日の9月29日(日)は、県民公開講座として、『支え、支えられて、自分らしく最期ま で「生きる」「暮らす」』をテーマに、5人のシンポジスト、訪問看護の立場から秋山正子氏、在宅ホスピス医の立場から内藤いづみ氏、行政の立場から保健所長古屋好美氏、地域住民を代表し て自治会長込山雅秀氏、社会学者上野千鶴子氏、からご発表をいただき、会場を含めた意見交換 を行います。コメンテーターは小笠原文雄会長にお願いしました。

大会専用ホームページも開設し、着々と準備を進めてきました。既に事前参加申込は7月31 日で終了致しましたが、当日の受付も可能ですので、大勢のみなさまのご参加をお待ちしていま す。大会ホームページへは、当協会ホームページからもアクセスできるようになっていますの で、ぜひご覧ください。

162号ニュースレター

162号ニュースレター

今回のニュースレターは、1 月 12 日(土)に東京都立川市で開催されました「緩和ケア多職種 連携カンファレンス」について、立川在宅クリニック院長 荘司輝昭先生に御報告いただきます。

平成 31 年 1 月 12 日(土)東京都立川市、立川市女性総合センターアイムホールにて、緩和ケ ア多職種連携カンファレンス『在宅緩和ケアの現場において難渋した症例のデスカンファレンス』、 小笠原会長のミニトークによる笑いから始まり、熱心にやり取りが行われた。(主催:立川市医師 会、共催:日本在宅ホスピス協会、立川市、多摩緩和ケアネットワーク)
日本在宅ホスピス協会共催のデスカンファレンスは立川では今回で 2 回目となり、前回を上回る 約 120 名の多職種(医師、看護師、薬剤師、ケアマネ、その他医療、介護関係者)参加のもと、3 症例について、病院側、在宅医療側からのプレゼンテーションののち、会場からの参加者を交えて のディスカッション形式で行った。

症例1『病識不足からの不安、そして意思決定までの1症例を通して』

①事例及び背景
57 歳(男性)直腸癌術後、骨盤腔内再発、多発肺転移の患者。妻と二人の娘が同居。姉も癌で 3年前同じ在宅のクリニックで看取られている。キーパーソンの妻は半年間の介護休暇を取得。子供 は休日のみサポート可。義母が妻の支えになっていた。
人工肛門あり、旧肛門は閉鎖。仙骨部に瘻孔があり、同部位に疼痛・膿瘍排液・悪臭がある状態。 疼痛コントロールは硬膜外ポートよりフェンタニル+アナペイン。下肢シビレあるものの歩行可 能。今後も病院でケモ予定あり。病院としてはポート使用継続の退院事例は初めてであり、訪問看 護師と連携を取り、在宅での対応可能なこと確認して(訪問看護は複数の経験あり)退院となった。

②経過
本人は退院後、抗癌剤を受け入院前の生活に戻る事を想像していた。病状進行に伴い瘻孔部痛の 増強があり、硬膜外ポートからの薬剤コントロールを行うも除痛困難であった。訪問医療主治医よ り、再入院し、クモ膜下ポート造設しての疼痛コントロール提案が患者および病院主治医にあり、 再入院して造設となる。この時点で患者本人は瘻孔部痛増強から病状を認識。抗癌剤治療中止を自 己決定する。抗癌剤の予定がある=良くなると期待していた為、期待値がギャップの大きさであっ た。その後、自身で行っていたストーマケアも他人に依頼。社会的立場からの自己価値の喪失感が あり、家族とぶつかり葛藤したが、最期の居場所は在宅を希望した。

③問題点
1)症状コントロール不良による不安
2)本人の病識と身体変化とのギャップ
3)ホスピスか在宅かの迷い 4まとめ
入院中の病棟 Ns・MSW からの連絡や、再入院時の医師の連携を通じ、医療連携の重要性と在 宅環境では多職種連携が重要。意思決定は本人・家族にとって容易ではない。意思決定までの援助 の重要性を学んだ。

症例 2『言葉の壁に難渋しながらも、介護者を支え在宅でお看取りした症例』

①事例及び背景
90歳代 男性 外国人 在日60年以上。進行性大腸癌との診断。手術は勧められず、余命は半 年から 2 年との説明が病院主治医よりあった。最期は家にいたいという本人の希望と在宅療養を 勧められ訪問診療開始。経過の中で認知症となり覚えていた日本語はわずかで、日本人の妻が通訳 し、コミュニケーションをとるという状況で癌告知を受けたものの、本人は忘れていた。
母国に娘在住も音信不通、現在の妻との間にお子さんはおらず、妻以外の介護者はいない。ホス ピスの申し込みもされていた。

②経過
日常生活動作は自立、自覚症状なく、当初は Dr./Ns 隔週ずつの訪問。Ns では足浴と下肢マッサ ージを施行。また姉がピアノの先生だったとのことで患者希望でピアノが弾ける Ns が訪問し可能 な時はピアノを弾き、そこで音色を聞くと思い出すと嬉しそうに話され聞いておられた。その後病 状の進行あり在宅酸素導入。癌性疼痛はなく時折呼吸苦が出現しオプソ内服で対応。排便時の怒責 により意識レベルが低下するという状態が週に 1~2 回程度あり緊急訪問も次第に増えていた。妻 と急変の可能性や緊急時の対応を一緒に確認していたが夜間トイレで怒責後意識消失し、意識が戻 ることなく妻に看守られご自宅で最期を迎えた。

③問題点およびまとめ
日本語が通じず、言葉の壁があった。最初は隔週の訪問であったためほとんどの時間を情報収集
に費やすこととなり、妻の医療的な通訳も難しいと感じた。また妻が通訳という立場にほとんどと なってしまい家族としての思いを聞くことが少なく、本人の思いを直接理解することが困難であっ た。コミュニケーションに時間を割いていたため、この方にあった経過予測の説明の仕方が足りな かったという問題点が後に上がった。
言葉の壁に関してはスマートフォンの翻訳アプリやグーグルを利用し自分たちでも片言の単語 や身振り手ぶりでコミュニケーションが取れるよう試みた。妻へパンフレットをお渡しし今後の経 過は説明していたが本人への説明は妻に行ってもらっていた。
同じような質問はノートに母国語で記入し、妻の通訳がなくとも少しは会話できるように早期にコミュニケーション方法の検討が必要であった。母国語で緊急時の対応や予測される経過を記した パンフレットを作成し本人へも渡し説明しておくということも必要であったのではないかと感じ る。
今後患者自身だけでなく、家族も外国人という方も増えてくるかと思う。カンファレンスを行い 振り返りを行うことで訪問看護の質の向上や課題解決のヒントにも繋がると考えた。

症例 3『下半身麻痺、褥瘡を抱えながら在宅で癌終末期を過ごしたケースから学んだこと』

①事例及び背景
74 歳 男性 多発性骨髄腫 下半身麻痺認めた。妻と二人暮らし。同敷地内に次男夫婦(看護 師)、幼い孫 2 人で居住。発症後下半身麻痺により活動制限があり、かなり大きな褥瘡を認め退院 してくるという状況であった。

②経過
主なケア内容としては仙骨部に 7 センチ以上の褥瘡形成があり、平日は毎日訪問看護が入りケ アを行った。土日祝日は訪問入浴や看護師である次男夫婦がケアを担当し、創部の観察・創処置の 継続を行うことが出来た。
患者本人は幼いお孫さんとの生活を何よりも大事にしていた。病院で過ごしたのではあれば幼い お孫さんとの生活が実現することは困難なため、長年住み慣れた自宅で普段と同じような生活リズ ムで過ごせたことは在宅療養の賜物と感じた。

③問題点及びまとめ・
仙骨部の褥瘡が悪化時には入院治療を検討したが、訪問診療の医師との連携、訪問リハビリスタ ッフ、訪問入浴スタッフとの連携、家族との連携に医療用 SNS を使用してオンタイムに情報共有 を行い、被覆材、外用薬の変更、褥瘡処置を途切れないケアで行うことができ在宅療養を継続でき た。

総括

症例1では、がん終末期で疼痛コントロールが困難な事例に対して、病院でも経験がなく逆に訪 問診療所での経験が功を奏して逆提案を行うことにより在宅医療の継続、看取りを行うことができ た。疼痛コントロールの重要性、新しい知見の必要性を示唆された。症例 2 では、今後諸外国から の移住者が我が国に増えてくる中での一つの課題が示唆された。症例 3 では、多職種連携を新しい ツールを使うことにより、より濃い連携が行えることが示唆された。
これらすべてが今後我が国で増加する在宅医療の難渋する問題であり、多方面からの意見が出さ れ、盛況のうち会は終了した。

161号ニュースレター

161号ニュースレター

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回のお便りは、小笠原会長と 11 月より就任いただいております武田俊彦新顧問の新年 のご挨拶、1 月 12 日に開催しますデスカンファレンスについてのお知らせです。

小笠原文雄会長からの新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。巷では、「平成最後の〇〇」がキーワードであるかのよう に、至る所でその言葉を耳にします。平成 7 年イノシシの年に設立された日本在宅ホスピス協会と しては、今年で 24 歳の年男(年女?)です。設立以来、末期がん患者さんとそのご家族の「最期 の時を自分の家で、自分らしく過ごしたい」という願いを叶えるために、猪突猛進の如く、在宅ホ スピスの道を進んできました。その間、社会情勢は大きく変わり、科学技術の発展は目覚ましいも ので、いよいよ 5 月には元号も変わりますが、人々が「自分らしく生きたい」という思いは変わり ません。新しい時代を迎えても、その希望を大切にしながら今後も歩んでいきたいものです。
今年は、全国大会が 9 月 27 日(金)~29 日(日)山梨県甲府市で開催されます。温泉を満喫し、 美味しいフルーツとワインをお供に皆様とホスピスケアの輪を広げていけることを楽しみにして おります。また、1 月 12 日(土)19:56~に日本テレビの「世界一受けたい授業」に小笠原が出演 します。皆様でご覧いただきながら、生き方・死に方について、日本での在宅ホスピスについて、 考えるきっかけになりましたら幸いです。そして、今年 4 月には、名古屋で医学会総会開催されま す。「人生最終段階における生き方・死に方を考える ACP」などをテーマにしたシンポジウムでし っかり討論したいと思っています。

小笠原文雄

武田俊彦新顧問からの新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。 昨年、日本在宅ホスピス協会の顧問にご承認いただき、在宅ホスピス推進のお仲間に入れていただ きました。お世話になります。新年もどうぞよろしくお願いします。
さて、昨年は、「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」の改定が行 われ、このガイドラインにおいて ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の考え方が取り入れ られました。このガイドラインが診療報酬においても取り入れられたこと、そしてこの ACP とい う謎めいた英語が分かりにくいため、どう呼ぶべきか国で議論することにもなったことから、多く の方の関心を呼び、各地で勉強会も開かれました。
元々、このガイドラインは、病院向け、医療従事者向けに作られたものでしたが、この考え方を 医療だけではなくケアに広げ、さらに家族などで何度も話し合うということに考えがひろまったこ とを考えれば、もはや医療の専門家だけが知っていればいいというものではなく、国民全体の問題 に格上げされたわけです。ですから、1人でも多くの人に知ってもらうべく、「人生会議」と命名 されるなど、この動きは大変いいことだと思っています。
ただ、であればこそ、医療に携わる人々の責務も重くなったのだとも思います。1人1人にとっ ては一度しか経験できない人生です。どう老いていくのか、どういう選択をしたらどのような経過 をたどることになるのか、未知の世界が未知のままでは、選択も決定もできないのだと思います。 圧倒的多数の方が病院でお亡くなりになるようになってから数十年、病院での最期しか見ていない 日本人が多数になっています。在宅という選択肢があることはだいぶ広まってきたとは思いますが、 具体的にイメージすることは、多くの方にとって難しいのだと思います。
そこで、専門職の出番です。支える医療の基本にあるべきものは、患者の意思を支えることであ
り、そのためには意思決定そのものを支えることが重要なのだと思います。
新年が在宅ホスピスにとって、さらなる飛躍の年になることを願っています。

厚生労働省政策参与
日本在宅ホスピス協会 顧問 武田俊彦


『在宅緩和ケアの現場において難渋した症例のデスカンファレンス』の開催について

平成31年1月12日(土)東京都立川市、立川市女性総合センターアイムホールにて、緩和ケア多職種 連携カンファレンス『在宅緩和ケアの現場において難渋した症例のデスカンファレンス』(主催:立川市医 師会、共催:日本在宅ホスピス協会、立川市、多摩緩和ケアネットワーク)を開催致します。
立川市での日本在宅ホスピス協会共催デスカンファレンスは今回で2回目となり、前回は約100名の病 院、施設、在宅医、看護師、薬剤師、ケアマネージャー、その他参加者のなかで行われました。
今回は立川市『平成30年度医療と介護の連携強化に関する介護支援専門員研修事業』の研修カリキュラ ムに組み込まれており、ケアマネージャーに多数ご参加いただき在宅ケアの現場で難渋した症例の検討を通 じ、学びを深め、意見交換をすることで医療と介護の連携強化を進めて参りたいと考えております。

『病識不足からの不安、そして意思決定までの1症例を通して』
『言葉の壁に難渋しながらも、介護者を支え在宅でお看取りした症例』
『下半身麻痺、褥瘡を抱えながら在宅で癌終末期を過ごしたケースから学んだこと』

以上3症例について、病院、在宅医、訪問看護ステーションからのプレゼンテーションののち、会場から の参加者を交えてのディスカッション方式で進めて参ります。また、小笠原も少しお話させていただきます。 多数の御参加お待ち申し上げます。

時 間:13時30分~16時30分(開場13時)
対 象:医療・介護関係者
参加費:無料
申込み:メール info@tpc-net.com または、FAX042-534-6965 にて(期限 1 月 10 日まで) 定 員:196名
事務局:立川在宅ケアクリニック内 042-534-6964(瀬山) 日本在宅ホスピス協会
〒500-8455 岐阜市加納栄町通 5-12
TEL058-273-5250 FAX058-273-6063
E-mail n-hospice@n-hha.com
https://n-hha.com/


159号ニュースレター

159号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。
この度の西日本豪雨の被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
事務局があります岐阜市におきましても、長良川が氾濫水位まで達し、深夜に緊急災害通知が鳴り響くなど、不安な一夜となりました。
幸いにも岐阜市では長良川は氾濫せず、甚大な被害には至りませんでした。しかし、西日本を中心に各地で大きな被害があり、たくさんの人々によって救援活動がおこなわれていることには、いつ何が起こるかわからない今の時代で、人と人との助け合いがとても大切になってくることを改めて感じさせられます。
今後、復興に際しまして、さらに気温が上がると予想されています。高温多湿での作業は、熱中症となるリスクも高まりますので、水分補給や休息をとるなど、体調管理には十分にお気を付けください。
一日も早く、元の生活に戻れますよう心からお祈りいたします。


今回のニュースレターは、11月に開催します全国大会in金沢のお知らせをお届けします。
今年は『あなたと生きた家でいきたい 〜大切なものを守るために〜』をメインテーマに
2018年11月2日(金)~4日(日)やまと@ホームクリニック院長の大和太郎先生に大会長をお願いし、石川県金沢市で開催します。
11月2日(金)は、金沢犀川温泉にてウェルカムパーティーが開催され、11月3日(土)は、開会式の後、大和大会長と小笠原協会長による市民公開講座から始まります。
大会専用ホームページも開設され、着々と準備が進められています。大会ホームページでは演題登録も始まっておりますので、奮ってのお申込みお待ちしております。
大会ホームページへは、当協会ホームページからもアクセスできるようになっておりますので、ぜひご覧ください。

大会参加申込方法については、今回のニュースレターに参加申込書を同封しています。

【FAXより申込みの場合】
同封の事前参加登録申込書に必要事項をご記入の上、
FAX:076-242-8020 ご送付ください。
【大会ホームページより申込みの場合】
大会ホームページ(https://www.hha-kanazawa.com/) にアクセスし、お申込ください。
大会ホームページへは、当協会ホームページからもアクセスできるようになっております。

大会参加方法等について、ご不明な点がございましたら、下記までお願いいたします。
やまと@ホームクリニック内
第21回 日本在宅ホスピス協会全国大会 in 金沢(TEL:076-242-8010)

秋が深まる石川県で、新鮮な海の幸、山の幸とともに、
皆様とお会いできますことを楽しみにしております。


~第3回 基準見直検討委員会を9月23・24日に岐阜市で開催します~
平成26年に、厚労省健康局緩和ケア推進検討会で、緩和ケアの推進のためのキャッチフレーズとして、反対意見もでましたが、「緩和ケアとは、苦痛を和らげること」に決まりました。
平成29年、日本在宅ケアアライアンス(19団体・厚労省医政局+勇美財団など)に、緩和ケアをしても、「希望」が持てないことがあるので、緩和ケアの基準に「希望」という文字を入れないと、ある団体が、緩和ケアの基準を提出しました。意外なことに、2つの団体が賛成しました。
日本在宅ホスピス協会としては、正しく理想の在宅ホスピス緩和ケアを提供するためにも抵抗勢力に惑わされず、ケアの本質を歪めず、正しい道を求めて議論して、緩和ケアの基準を作成したいと思います。

~基準見直検討委員会に新しいメンバーが加わりました~
基準見直検討委員会に下記2名の先生方に加わっていただくことが決まりました。
今度とも協会の発展のため、どうぞよろしくお願いいたします。
・三浦 正悦 先生 (宮城県 穂波の郷クリニック 医師)
・安部 能成 先生 (千葉県 千葉県立保健医療大学 作業療法士(准教授))


日本在宅ホスピス協会への入会も随時、受付けております。入会に関しては、日本在宅ホスピス協会ホームページをご覧下さい。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

158号ニュースレター

158号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今回のニュースレターは、9 月に開催いたします全国大会 in 多摩のお知らせをお届けいたします。


今回は『看る・診る・看取る』を大会のメインテーマに 2017 年 9 月 22 日(金)~24 日 (日)立川在宅ケアクリニック理事長の井尾和雄先生に大会長をお願いし、東京都立川市で開催 します。

9 月 22 日(金)は、フォレスト・イン昭和館にてウェルカムパーティー。
9 月 23 日(土)は、名誉大会長 川越厚先生(医療法人社団パリアン 理事長)、大会長 井尾和 雄先生の講演から始まります。午後からはシンポジウム、口演です。

【シンポジウム1】
在宅ホスピスケアの普及は地域を変える~在宅ホスピスケア普及への取組~

◎総合司会&シンポジスト ・蘆野吉和先生(北斗病院)・山崎章郎先生(ケアタウン小平クリニック) ○シンポジスト ・井尾和雄先生(立川在宅ケアクリニック)・山岡憲夫先生(やまおか在宅クリニック)

【シンポジウム2】
在宅ホスピスケア成功の極意I~退院調整と訪問看護が要~

◎総合司会&シンポジスト
・秋山正子先生(白十字訪問看護ステーション) ・宇都宮宏子先生(在宅ケア移行支援研究所 宇都宮宏子オフィス) ○シンポジスト ・隈倉芳子様(訪問看護ステーション菜の花)・樋口早智子様(災害医療センター)

【シンポジウム3】
在宅ホスピスケア成功の極意II~地域在宅ホスピスケアチームの編成が鍵~

◎総合司会
・藤本肇先生(防衛医科大学校病院)
◎総合司会&シンポジスト
・石橋了知先生(藤野緩和ケアクリニック)
○シンポジスト ・齋竹一子様(@訪問看護ステーション)・濱中供子様(つぼみケアプランセンター) ・阿部能成先生(千葉県立保健医療大学)・山本真敬様(アイセイ薬局)

【シンポジウム4】
地域をコーディネートする THP~各地での THP の活躍、今後の普及について考える~ 」

◎総合司会&基調講演
・小笠原文雄(小笠原内科・日本在宅ホスピス協会)
◎総合司会
・長尾和宏先生(長尾クリニック)
○シンポジスト ・宇野さつき様(新国内科医院)・大石春美様(穂波の郷クリニック緩和ケア支援センターはるか) ・木村久美子(小笠原内科)・蛭田みどり様(ケアタウン小平訪問看護ステーション) ・安岡しずか様(訪問看護ステーションあたご)

【口演発表】

◎座長 ・鈴木央先生(鈴木内科医院)・森清先生(在宅サポートセンター) ・英裕雄先生(新宿ヒロクリニック)

9 月 24 日(日)は、市民公開講座です。

講演1 「超高齢多死時代に備えて(仮)」
厚生労働省医薬・生活衛生局長 武田俊彦先生

講演2 「なんとめでたいご臨終」
小笠原内科 院長・日本在宅ホスピス協会 会長 小笠原文雄

講演3 「がんと人生」
日本対がん協会 会長 垣添忠生先生

大会参加申込方法は、今回のニュースレターに申込用紙を同封しています。ご記入の上、 FAX:042-534-6965 または、http://www.hha-tama.com にて申込みください。

何かご不明な点がございましたら、立川在宅ケアクリニック内 第 20 回日本在宅ホスピス協 会全国大会 in 多摩 大会事務局 TEL:042-534-6964 にお願い致します。


会員のみなさまには「くとうてん」を送付しました。ご確認ください。

第156号ニュースレター

第156号ニュースレター

あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

今回は、昨年10月に宮城県大崎市で開催しました。第19回日本在宅ホスピス協会全国大会in大崎の報告「くとう、てん」を皆様にお送り致します。464名の皆様にご参加いただき大変盛会になりました。大会長の三浦先生、事務局長の大石さん、実行委員の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

今年度の全国大会は、立川在宅ケアクリニック 理事長 井尾和雄先生に大会長をお願いし、922日(金)23日(土)24日(日)に

東京都立川市にて行います。第20回を記念し~日本在宅ホスピス協会20年の歩み~と題し、川越 厚先生の講演も予定しております。楽しみにしていて下さい。

事務局からのお知らせです。

会員の「野の花診療所」(鳥取市)の徳永進先生をモデルにしたお芝居が上映されます。2001年に診療所を開設され、“命”によりそう医師と看護師、最期の時を迎えた患者と家族の舞台です。

ぜひ、ご観劇いただきたくご案内いたします。

第155号ニュースレター

第155号ニュースレター

 日本在宅ホスピス協会です。第19回日本在宅ホスピス協会大崎大会まで、早いもので1ヶ月をきりました。申し込みはお済でしょうか。まだの方は、大至急申し込みをお願いします。
 今回のニュースレターは、大崎大会の大会長三浦先生からのお便りです。

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日本在宅ホスピス協会全国大会in大崎の開催にあたって

大会長 穂波の郷クリニック 院長 三浦正悦

 東日本大震災から五年あまりが経過しましたが、宮城県の沿岸部では、今もなお復興に向けて必死の取り組みが続いていますが、ササニシキ、ゆきむすびなど多くの優れた品種を産んだ米の聖地として知られる大崎市も内陸最大の被災地として復興途上にあります。しかも、昨年秋、台風による甚大な被害に見舞われました。しかし、そこに住む人々はあきらめず、つながり、支え合いました。「人はいつからでも生き直せる」。私たちは幾度現場で実感したことでしょう。そして、在宅ホスピス緩和ケアの必要性が切実なものとなっていることをひしひしと感じています。

 穂波の郷クリニックは大崎市を中心とする約15万人のための在宅緩和ケア充実診療所であり、併設する緩和ケア支援センター“はるか”と共に、心に寄り添う緩和ケアと生活の質を高め一人一人の夢や希望を引き出し実現するコミュニティケアの複合体である「コミュニティ緩和ケア」を展開しています。我々は約10年前から、そのようにコーディネートする役割を担う人物を緩和ケアコーディネーターと名づけ、コミュニティ緩和ケアの最前線に配置し、みやぎ在宅支援ドクターネットの先生方とともに育てて参りました。それは、現在の日本在宅ホスピス協会で認定するトータルヘルスプランナー(THP)にほかなりません。これは“新しい医療のかたち”です。これからの超高齢化社会は、多職種の密な連携・協働・協調しながら地域コミュニティの力をいかに引き出せるかが大きなポイントとなります。緩和ケアコーディネーターは、限りある生命を意識しながら心豊かな関係づくりを展開し、医療・介護・家族・地域の人々を包摂しながら心のやり取りを重ね、小さな喜びづくりにあきらめないで懸命に取り組むチームリーダーであります。そこには緩和医療・緩和リハビリ・スピリチュアルケア・コミュニティケアなどの生きる力もエンパワーメントされ、かつ集約されてまいります。1つ喜びにつながるとそこに新たな力が生まれ、周囲の力が連鎖的に働き合い、自らの生きようとする力が蘇ってくるのです。この現象は、出会う人々に感動を呼び、思いもよらない出来事を引き起こします。また生命を愛おしむ心が以心伝心し、喜怒哀楽を精一杯表現しながら、魂は安らぎの境地に向かいます。そして患者さん一人一人が示して下さった人生の生き様が語り継がれ、同じように癌や難病を抱える患者さん・ご家族にとっての、希望ある人生のあり方、生き直しのできる物語りが始まるのです。

 最後になりましたが、ここ宮城県大崎の地に、全国各地のホスピス緩和ケアに携わる皆様がお出でになり、有意義なお時間を過ごせますように心よりお待ち申し上げております。


 最後に・・・アンケートの件
 前会長の川越博美先生が臨床教授を務めておられる、聖路加国際大学看護学研究科の院生より修士論文の研究協力依頼がありました。
病院・緩和ケア病棟・在宅のそれぞれに同じ様式のアンケート依頼をしている為、在宅のご遺族には少々不快な思いをなさる方もあるかもしれませんが、ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、同封の返信用はがきで回答をお願い致します。

このアンケートは、日本在宅ホスピス協会は一切関係ありません。
ご質問・アンケート後の対応は全て直接、聖路加国際大学看護学研究科 林研究室まで
(TEL:03-5550-2259)お願い致します。

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書籍紹介

HHA役員の阿部能成先生が編集されました書籍が発売になりました。
小笠原会長・田實武弥先生・阿部まゆみさん・大石春美さん・・・HHAの役員の方が多く執筆された書籍です。

終末期にある人がよりよいQOLを獲得し,最期まで輝いた人生を全うするために
終末期リハビリテーションの臨床アプローチ
編集 安部 能成book

定価 4,968円(税込)(本体 4,600 円+税)
B5判 336ページ 2色,イラスト115点,写真85点
2016年9月12日刊行予定

 

◆内容紹介◆

 超高齢社会であるわが国は,近い将来に多死社会を迎える。増加する終末期患者がより良いQOLを獲得して最期まで輝いた人生を全うするために,また介護負担軽減のためにも,終末期リハビリテーションはかかせないものとなる。
本書は,病院,ホスピス,在宅といった治療場面別に,終末期リハビリテーションの実際を解説した書籍である。終末期リハビリテーションに必須であるチームアプローチについて,医師,看護師,理学療法士,作業療法士といった多職種の執筆者が,各職種が行っていること・行えること,また他職種に行ってほしいことなどを,それぞれの視点から解説している。リハビリテーション専門職だけではなく,終末期患者に携わる医療職全般にお勧めの書籍である。
 ぜひ本書を,終末期患者のQOL維持・向上に役立ててほしい。

 

 

会長よりお知らせ!!

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 勇美財団からの寄付金で在宅ケアアライアンスが発足し2年が経過しました。
 9月から地域緩和ケア普及プロジェクトも始まりHHAの役員・会員も協力しています。THP育成も視野に入ってくると思います。とりあえずご報告まで・・・

◆地域緩和ケア普及プロジェクト ワーキングメンバー責任者・副責任者

計画1 がん疾患医療職育成
責任者:蘆野吉和役員
副責任者:吉澤先生、渡辺邦彦役員
計画2 がん疾患介護職育成
責任者:鈴木先生
副責任者:城谷先生、吉澤先生、廣橋先生
計画3 化学療法中止基準策定
責任者:柵山先生
副責任者:谷水先生、高橋先生、廣橋先生、勝俣先生、
串田先生、小笠原文雄会長、長尾先生
計画4 非がん疾患医療介護職養成
責任者:平原先生
副責任者:大貫先生、西川満則役員
計画5 在宅専門緩和ケアチーム人材育成
責任者:小笠原文雄会長
副責任者:齊藤先生、山崎章郎会員渡辺邦彦役員
計画6 ボランティア育成
責任者:谷田先生

※ 他にもHHAの会員がメンバーになっています。
参加を希望される方は、小笠原まで直接連絡をお願いします。

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第154号ニュースレター

 日本在宅ホスピス協会です。短い春が終わり、暑い夏日が続いておりますが…皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今回のニュースレターは、待ちに待った全国大会のお知らせを含めて、盛りだくさんでお届けいたします。

 まずは、4月より新しく役員になっていただいた先生をご紹介します。

<医師>
北斗病院  蘆野吉和(北海道)

秋谷潮かぜ診療所  西村京子(神奈川)

 今回、役員になっていただいた蘆野先生は、現場で活動してきた人を核とする人材育成等の地域緩和ケア普及プロジェクトをご発案されるなど大変活躍されていらっしゃいます。

 今回のプロジェクトは・・・
 2016年から開始し、最初はがん疾患と医療職に限定したプログラム、次にがん疾患と介護職に限定した育成プログラム、その次に非がん疾患に拡大した医療職・介護職のプログラムと在宅専門緩和ケアチームのプログラム、そして最後は在宅ホスピスボランティアの育成プロプログラムを順に作っていく企画で約3-4年間の企画だそうです。

 これまでの日本で行われてきた緩和ケア研修会とは違い①医療を受ける「患者」を対象とするのではなく、「地域の中で生活する人」とその家族対象とすること②研修の対象は地域の医療職・介護職・行政担当者・あるいは地域住民であること③研修内容は「病院完結型の緩和ケア」ではなく「地域完結型の緩和ケア」であることなど、むしろ本来の緩和ケアの研修内容を組み込んでおられます。そして、これらのプログラムによる人材育成により、どのような病状においても、本人家族が「この地域で生きてきてよかった」と思える地域社会が現実化することを目標とした「地域づくり」のためのプロジェクトとの事です。THPも入っています。

 ワーキンググループに参加したい!と思われる方は是非、事務局までご連絡お願いいたします。HHAより推薦させていただきます。


 お待たせしました!!今年の全国大会in大崎(宮城県)のお知らせです。今回は『人はいつからでも生き直せる』を大会のテーマに2016年9月30日(金)、10月1日(土)、2日(日)本州一の温泉の横綱と呼ばれる鳴子温泉・鬼首・大崎市で開催します。

2008.6.14 岩手・宮城内陸地震 震度6弱
2011.3.11 東日本大震災 震度6強
2015.9.11 宮城県大崎市渋井川堤防決壊

 度重なる災害に決して負けなかった大崎で“あきらめずに、つながり、支え合い”在宅医療、緩和ケア、在宅ホスピスケアに尽力されている穂波の郷クリニック 三浦正悦先生に大会長をお願いします。

  9月30日(金)は高原の大自然の中で、癒しの温泉と前奄美大会から募った在宅へのホットな思いを語り合うウェルカムパーティー。
  10月1日(土)の市民公開講座 第一弾は、早朝より岩手県ご出身の厚生労働省大臣官房審議官・武田俊彦さん・秋田県ご出身の暮らしの保健室室長の秋山正子さんにご講演いただきます。

 その後、三浦大会長より大会テーマ「人はいつからでも生き直せる」講演。東日本大震災から5年あまり被災地域での地域医療について貴重なお話がいただけると思います。

 分科会1は、「東日本大震災に何を学んだか?~今、伝えたいこと~」座長は、谷山洋三さん、横山成邦さん、パネリストは、長純一さん、金田諦應さん、吉川由美さん。多くの生命が失われ、何万人の人々が家や仕事場、公共施設を同時に失った被災地の現在に至るまでの問題・メディアで報じきれない活動を語っていただきます。

 分科会2は、「緩和ケアとは本来何なのか?~生きるためのケアに向けて~」座長は、蘆野吉和さん、谷藤正人さん、パネリストは、中島孝さん、ニノ坂保喜さん、中村順子さん。不治の病や難病の患者に対するホスピス緩和ケアの意義について事例を紹介いただきながら、緩和ケアについてお話いただきます。

 分科会3は、哲学カフェ「死を目前にした人に寄りそうとは?」座長は、西村高宏さん、ファシリテーション・グラフィックは、近田真美子さん。穂波の郷クリニックで行われている哲学カフェを在宅ホスピス協会全国大会バージョンに拡大して行っていただきます。

 分科会4は、「緩和ケアにおけるリハビリの意義」座長は、安部能成さん、基調講演は、余宮きのみさん、パネリストは、阿部太哉さん、橋本典之さん、染谷明子さん。死に到る寸前まで喪失感を受け止めながら、緩和ケアにおけるリハビリをどのように展開すればいいのか、実践報告をもとにお話いただきます。

 10月2日(日)は、市民公開講座 第二弾1国際医療福祉大学大学院教授・大熊由紀子さんに講演いただき、その後、日本在宅ホスピス協会 会長小笠原より講演をさせていただきます。

 大崎エリアや被災地をめぐるミニツアーの企画いただきました。Aコース:緩和ケア支援センターはるか「がんサロン」参加体験。Bコース:鬼首・野趣あふれる露天風呂体験。Cコース:伊達家の文化体験ツアー。Dコース:被災地 南三陸町視察ツアー。

 大会参加申込し込み方法は、http://www.attaka-net.org/より申込用紙をダウンロードしてご記入の上、FAX:0229-25-5812または、hha.info.osaki@gmail.comまでお送り下さい。何かご不明な点がございましたら、穂波の郷クリニック内 全国大会事務局TEL:0229-25-5811にお願い致します。日本在宅ホスピス協会への入会も随時受付ております。入会に関しては、日本在宅ホスピス協会ホームページをご覧下さい。多くの皆様のご参加をお待ちしております。


 続いては、栃木県にある“在宅ホスピス とちの木”でホスピスケアに積極的に取り組んでいらっしゃる渡辺邦彦先生・片見明美THP・笠井恵子THPのご活躍が新聞に取り上げられましたので皆様にご紹介いたします。

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 事務局へのTHPに関する問い合わせも増えてきました。THPの活躍は、今後もどんどんご紹介していきます。皆様のご協力をお願い致します。

第153号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。日本在宅ホスピス協会 全国大会 in 奄美も 400 名の皆様の参加をいただき盛大 に終わりました。大会長の徳田先生、実行委員長の野崎 先生、実行委員の皆様、大変お世話になりました。

とうとがなし。ありがとうございました。

初日のウェルカムパーティーでは、海に沈む夕陽は残念ながら見れませんでしたが…波の音を聞きながらのバーベキューと厳選された黒糖焼酎は大変美味しく、久しぶりに会う先生方との話に花が咲いたのではないでしょうか。懇親会での、島唄・八月踊りも奄美大島を堪能させていただき、黒糖焼酎を飲みながら1つになって島踊りをみなさんと踊り笑い、日ごろの疲れも癒されましたね。全国大会の詳細は、次の“くとうてん”で徳田先生よりご紹介いただきます。楽しみにしていて下さい。


事務局からのお知らせです。
1つ目のお知らせは在宅フォーラムについてです。岐阜県在宅療養支援診療所連絡会との共催にて11月14日(土)岐阜市にて在宅フォーラムを行います。~医療と介護の連携~ をテーマに教育的在宅緩和ケアや遠隔診療・THP+を経験した医師や看護師など多職種の方にそれぞれの経験をお話いただきます。また、9月に癌のお父様を看取られた娘さんの思いをお話いただく予定です。岐阜県開催ということで足を運びにくい方もいらっしゃり恐縮ですが、案内状を同封いたしますのでお時間がございましたら是非ご参加下さい。

2つ目のお知らせは、アメリカで在宅ホスピスナースをされているラプレツィオーサ伸子さんのブログ「ホスピスナースは今日も行く」http://gnaks.blog.fc2.comのご紹介です。
ラプレツィオーサ伸子さんは、17年間アメリカのペンシルベニア州、フィラデルフィア郊外で在宅ホスピスナースをされ、日本在宅医学会、日本在宅ケア学会の合同大会でアメリカにおける在宅ケア及びホスピスについての講演もされていらっしゃいます。保険制度は違いますが、少しでも多くの人にホスピスを理解してもらいたいと言う願いを込めて、 自分の経験を書き綴っていらっしゃいます。興味がある方は1度、ブログをご覧ください。

3つ目のお知らせです。6月のニュースレターで渡辺邦彦先生(在宅ホスピス とちの木)が台北で行われたアジア・パシフィック・ホスピス・カンフェランス(APHC)に参加されたお便りをお送りいたしましたが、そのご発表内容が今回”eHospice”に掲載されました。https://www.ehospice.com/Default/tabid/10686/ArticleId/15747/ Consideration about current status and future of home palliative care in Japan”というタイトルで医院を開設されるまでの経緯と開設後の状況を報告されたものです。HHAのホームページでも近日中に掲載させていただきます。ぜひ、皆さんご覧ください。

ニュースレター第153号

第152号ニュースレター

日本在宅ホスピス協会です。日本のトップエリート集団である梅下村塾が動きだしたのをご存じですか。1度、梅下村塾を検索して頂ければ幸いです。
~日本を救う在宅医療の現場~梅下村塾 in 小笠原内科 (http://www.geocities.jp/ogasawaranaika/FORUM21.html

第 18 回日本在宅ホスピス協会奄美大会まで、早いもので 1 ヶ月を切りました。申し込みはされましたか? 今からでも、奄美は間に合いますよ!年に 1 度行われる HHA でのお祭りです。たくさんの方の参加をお待ちしています。

さて、8 月より新しく役員になっていただいた方が 4 名いらっしゃいますのでご紹介します。

<医師>
村山大和診療所  森 清 (東京都)
オカダ外科医院  岡田孝弘(神奈川県)
沼口医院     沼口諭 (岐阜県)
<看護師>
新国内科医院   宇野さつき(兵庫県)

今回のお便りは新役員でもありこの度 THP を習得された新国内科医院 看護師長 がん看護専門看護師の宇野さつきさんからのお便りです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


医療法人社団 新国内科医院 看護師長 がん看護専門看護師 宇野さつき

この度、THP の習得および HHA の新役員として任命していただきました宇野さつきと申します。僭越ながら、この場をお借りして、皆さまにごあいさつさせていただきます。

2004年にイギリスでの緩和ケア研修会に参加し、そこで出会った地域緩和ケアを担うマクミランナースから「地域だからこそ専門看護師レベルのナースが必要」という言葉を聞き、またその活動や実践を目の当たりにしました。組織を超えて、地域全体でその患者・家族の生活を支えるためにケアやサービスをつなぐ、マネジメント・コーディネート役割は非常に重要だと痛感しました。そこで日本でもぜひチャレンジしたいと考え、大学院修了後に地域に飛び出したのが、今の私の活動の始まりです。2006 年にがん看護専門看護師の認定を受け、日本の医療システムの中で、どのようにすれば患者・家族が住み慣れた地域で安心・安楽に機嫌よく、最期まで生きることができるかを、神戸市垂水区を中心に、実践を通しながら試行錯誤しつつ取り組んでまいりました。それまで訪問看護の経験がなかった私は、がんや認知症、難病であっても、独居であっても、その人らしく日々を過ごす患者・家族の姿に、医療者としてのありようを考えさせられたと同時に、その場に寄り添い、関わらせていただけることへの何とも言えない魅力とやりがいにすっかり夢中になってしまいました。5 歳の脳腫瘍の男の子から、小さい子供を抱えた若い世代のがん患者さん、ALS などの難病の方、がんで認知症独居の方々など、400 名ほどの在宅看取りにかかわり、約 10 年が経ちました。まだまだ様々な課題があり、上手くニーズに添えなかったケースからも多くを学ばせていただきながらも、「顔が見える」から「あうんで動ける」連携ができる地域へと充実しつつあり、「自宅で過ごしたい方は、どんな方でもお引き受けします。最期まで支援します」と、チームで自信を持ってお伝えできるようになってき ました。

「患者」である前に、地域の生活者である「その人」としてとらえ、どのように過ごしたいか、どのように生き、どのように逝きたいかを、いろんな人たちの知恵や工夫、経験を持ち寄って、ひとつひとつ叶えていくことができることで、患者・家族の笑顔や納得につながり、私たち自身も元気と勇気をいただくことができます。それらを現場でいかにコーディネート、マネジメントできるかは、まさに THP の醍醐味でもある と思っています。

これからは THP として、また THP の研修機関として、HHA の役員として、それぞれの地域でも、患者・家族の「にもかかわらず」の笑顔がひろがるよう、微力ながら取り組んでまいりたいと思っております。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

ニュースレター第152号

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